[金曜日の夜ごはん] 春菊混ぜごはん

平日を駆け抜けて、明日は週末。ケの日だけれどちょっとワクワクする金曜日の夜は、このひと皿を作って、週末のあれこれを考えながら、ゆっくりと楽しむひと時に。
春菊混ぜごはん
葉や茎が柔らかい春菊が出まわるこの季節には、その香り高さを存分に楽しむ混ぜごはんを。茹でた春菊をたっぷりと刻んで太白胡麻油と塩少々で水分を飛ばすように炒め、煮干し出汁、少しの薄口醤油、酒で炊きあげたごはんと合わせて切り混ぜる。煮干し出汁と春菊がもつほどよい苦味と旨味がよく合って、シンプルだけれど身体に染み渡る滋味深い一品に。あえて春菊だけにするのがおすすめですが、鮭と銀杏を一緒に炊き込めばメインのひと皿にもなります。
春菊混ぜごはん
材料 (4人分)
春菊 1袋 / 米 2合 (300g) / 煮干し 12g / ミネラルウォーター 450ml / 酒 20ml / 薄口醤油 15ml / 太白胡麻油 15ml / 塩 ひとつまみ


作り方
1. 朝、煮干しをミネラルウォーターにつけて冷蔵庫で保存しておく。
2. 帰宅後、米を洗って30分以上浸水させてザルにあげて水気を切っておく。
3. 春菊は葉と軸に分けて、熱湯に塩少々を入れた鍋に軸から茹でて、葉を加え、色が鮮やかに変われば氷水で急冷させて色止めをする。
4. 水気をよく絞り、軸も葉もみじん切りにする。フライパンを温め、太白胡麻油を入れて刻んだ春菊を水分が飛ぶまで炒め、塩で味付けしておく。
5. 土鍋に(1)の煮干し出汁325mlと、酒、薄口醤油を入れてひと混ぜし、そこに(2)の米を入れて炊き始める。強火にかけ蓋の穴から蒸気が勢いよく出てきたら、火を弱火にして12分ほど炊いて火を消し10分蒸らす。蒸らし終えたら(4)の春菊を加え切り混ぜる。
春菊混ぜごはん
春菊混ぜごはん

[CHEF PROFILE]
大黒谷寿恵(料理人、寿家主宰)

石川県金沢市出身。大学卒業後、料理の世界へ。数店舗の料理長を経て、2006年 kurkku cafeのディレクター兼料理 長に就任。独立後は講師、ケータリング、出張シェフ、レシピ開発を精力的に行う。2009年より鎌倉で料理教室「寿家」を開業。野菜や日本の伝統食材を用いた料理を得意とする。2015年に「にほんのごはん」のサイトを立ち上げる。三菱地所が働く女性に向けた食のプロジェクト「Will Conscious Marunouchi」では、丸の内の飲食店舗と連携して、“腸内活性”をテーマにした料理のプロデュースも行う。共著に『和サラダ/和マリネ』(エイ出版)がある。
http://nihonnogohan.com/

写真:Mizuho Takamura