フランスのブルターニュ地方で芳香性の植物やハーブティーを生産しているClaire PoirrierさんとAdrien Poirrierさん。この仕事が大好きというお二人は、フランス各地の jardin de simples (中世に端を発する薬用植物園)を訪ね、”Infusions”という本も出版しています。インフュージョンとは「煎じ薬」の意。自然をリスペクトする知恵やノウハウを共有し合う魅力的な生産者たちが登場するこの本では、一つひとつのハーブの味わいやブレンドの方法はもちろん、摘み取るときの動作や収穫の仕方まで丁寧に紹介しています。そんなお二人にインフュージョンの魅力やハーブティーのレシピを教えていただきました。

(*テロワールとは土壌、地形、気候などの生育環境による個性)



ティーポット1杯分:
- リンデンの苞葉 2つ
- レディースマントルのブーケ 1つ
はちみつや花の香りがする、黄金色の濃厚なハーブティーです。ほっとする味わいで、アーモンドフィナンシェとの相性は抜群です。

ティーポット1杯分:
- ローマンカモミールの花 1輪
- スペアミントの葉 ひとつまみ
意外なマリアージュ。フレッシュミントの香り豊かな琥珀色のお茶ができます。シンプルながらしっかりした味わいで、食後の口直しにぴったりです。
