Johnna Slaby(artist)

大阪・生野区の下町で生まれ育ち、現在はイギリス・ケンブリッジを拠点にエネルギッシュなアート作品を生み出すJohnna Slabyさん。

Johnnaさんの制作風景の中に、コーヒーとKINTOプロダクトが登場していたことをきっかけに、KINTOプレイリストのアートワークをご依頼することになりました。
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ーアートを始めたきっかけを教えてください。
子供の頃から10年くらいは、ピアノに熱中していました。最初は楽しかったのですが、9〜10年目になると夢の中でも練習するくらいナーバスになってしまって…そんなときに私を解き放ってくれたのが、1つの絵画作品でした。それをきっかけに20歳頃から水彩画をはじめ、描き続けています。
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ー大胆な色使いと抽象的なドローイングが印象的です。インスピレーションについて教えてください。
日々の経験だと思っています。好きだと気付いたことをルーティン化して、生活にたくさん取り入れていく。食べたものが体にどう作用するか、服を着たときに何を感じるか…経験や気持ちの積み重ねで、自分らしいリズムやパターン、色がレイヤーとなって立体感のある作品につながっていくのかな、と感じています。 作品づくりは、経験をベースに「目的地」を決めることからスタートしますが、そこに縛られすぎず、リラックスして潜在意識に身をゆだねることでいいアウトプットになると考えています。
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ーコラボレーションのきっかけになった、コーヒーについてのエピソードを聞かせてください。
日本のカフェでアルバイトをしていたときに、毎日コーヒーのかすが捨てられるのを見て、何かに使えないかなと思っていました。ちょうどその頃、作品の立体感の表現を模索していて、試しにペンキにそのかすを入れてみたら、とても自然な状態になって。それから取り入れるようになりました。
家でも美味しいコーヒーを飲みたいと思うようになってから、KINTOプロダクトを手に取りました。シンプルでミニマルに使えるので、心地いいです。
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ー今回のアートワークの取り組みで、トライしたこと / していきたいことを教えてください。
初回のプレイリストのテーマは「リラックス」だと感じたので、まずはリラックスってどんな姿をしているのかな?と考えることからスタートしました。いつもの私の製作スタイルはとてもスピーディーなのですが、今回は「目を閉じて鉛筆を動かしてみたら?」「うっかり絵具をこぼして紙に染み込ませてみたら?」「普通は混ぜない色を混ぜてみたら?」という問いかけのプロセスを組み込んでいます。 そうすることで、新しい「好き」を発見できて、自分らしくいられる場所が増えるといいな、と思っています。
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[ARTIST PROFILE]
Johnna Slaby
奈良出身のアーティスト。ミュージシャンを志すも、2012年アーバンスケッチングに刺激を受けて水彩画を始める。2018年にニューヨークにてアートトークを、2019年には東京・TRUNK(HOTEL)で個展を開催。2020年にはロンドンへ拠点を移し活躍の場を広げている。
https://www.instagram.com/johnnaslaby/
https://johnnaslaby.com/
KINTO プレイリストは こちら