ハンドドリップコーヒーのヒント - LIGHT UP COFFEE -

穏やかで心地よい時間をもたらしてくれるハンドドリップコーヒー。器具や豆の選び方を通じて、家で、今よりも少しこだわりを深めていくためのヒントをLIGHT UP COFFEEの川野さんに伺いました。
コーヒーを五感で楽しめるシンプルな器具を

「LIGHT UP COFFEEはシングルオリジンコーヒーで素材の違いを伝えることをコンセプトにしています。サーバーなどに関してはコーヒーの色がよく見える、五感を通してコーヒーを楽しめるものを使うようにしています。​​器具はできる限りシンプルにして、コーヒーに注目してもらう、といったイメージです。」
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コーヒーサーバーは使い心地の良い、飽きのこないデザインを選ぶ

「毎日使うものなので、使っていて飽きない、洗いやすい、邪魔にならないサイズ、コーヒーの色が綺麗に見えてテンションが上がる、といった要素が大事になると思います。基本的にはお気に入りのデザインのものを使うことをおすすめします。」
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「SCS-S02サーバーは上がすぼんでいるので、ドリップ後にコーヒーをステアして混ぜる時も便利です。注ぐ前に軽く混ぜることで、複数のカップに注いでも、コーヒーの濃度を均一にすることができます。」
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「OCTのジャグもガラスのハンドルがきれいで、シンプルで使いやすいです。1杯分を淹れた時は、カップの中で自然にコーヒーが混ざるので、注ぐ前にステアしなくても大丈夫です。」
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スケールを使う①:お湯の重さは粉量に対して「16倍」を目安に

「家でもう少しこだわってハンドドリップコーヒーを楽しみたいと思う人には、スケールを購入して重さと時間を測ることをおすすめします。重さは濃さに直結する部分。いつも粉量に対して決まった倍数のお湯をかけるということを意識するだけで味も比較的均一になり、心地よい濃さで毎回淹れることができると思います。LIGHT UP COFFEEのおすすめとしては、16倍を基準に紹介しています。」
スケールを使う②:落ちきるまでの目安は「3分」

「時間は成分の抽出具合につながる数字です。注ぎ切りの時間も大事なのですが、ポタポタがおさまる落ち切りの時間を見てもらえると、最終的に粉がお湯に接触していた抽出時間が計測できます。豆によって、また味わいの好みによって違いはあるかもしれませんが、LIGHT UP COFFEEのコーヒー豆では落ちきるまで3分くらいをおすすめしています。それを基準に挽き目や注ぎ時間の長さをコントロールしてもらえると、しっかり甘さは感じられつつ雑味までは出ていないような、個性とバランスが両立したコーヒーが楽しめます。」
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コーヒー豆は産地や精製方法で飲み比べる

「豆に関しては、複数種類のコーヒーを1日で飲み比べしてみると違いや好みが分かりやすいと思うのでおすすめです。産地によって、そして同じ産地であっても生産者や品種、精製のプロセスによってフレーバーは大きく異なるので、実際に飲み比べて『こっちの方が甘くて好きだな』『こっちの香りが好きだな』と言った形で好きな産地や精製方法といった要素を知っていくと選びやすくなると思います。

LIGHT UP COFFEEでは50g x 3種類のシングルオリジン飲み比べセットを用意しています。他のコーヒーショップであっても少量ずつの豆の飲み比べセットがあれば最初にそれを購入し、次は好みの方向性で買う、というようにコーヒー豆が選べると間違いなく楽しめると思います。」
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ハンドドリップで淹れるときのポイントやレシピを動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

[PARTNER INFORMATION]
LIGHT UP COFFEE

「おいしいコーヒーを通して毎日を明るく照らす」という想いを名に込めて、2014年に創業したLIGHT UP COFFEE。下北沢と吉祥寺に店舗をもち、シングルオリジンコーヒーの魅力を発信し続けています。豆ごとの個性を鮮やかに引き出しつつ、明日も飲みたいと思えるような心地よいバランスのコーヒーを目指し、仕入れ・焙煎・抽出までを一貫して行っています。
lightupcoffee.com / @lightupcoffee

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