平日を駆け抜けて、明日は週末。ケの日だけれどちょっとワクワクする金曜日の夜は、このひと皿を作って、週末のあれこれを考えながら、ゆっくりと楽しむひと時に。
メロンが美味しい季節になりました。食べ頃は逃したくない、でも慌てて食べるのは惜しい。そんな気持ちを汲んでくれる一品。メロンは種の部分をざるで濾して、果汁も余すことなくドレッシングとしていただきます。アスパラガスは、少量の湯で剥いた皮などを一緒に茹でることで風味を引き出し、すぐに冷まして旨味を戻す一手間を。残った茹で汁はミネストローネなどのスープに活用できます。帆立は、表面をサッと焼いてレアに仕上げて旨味を閉じ込め、食感の違いを楽しんで。簡単だけどプロの技がぎゅっと詰まった初夏のひと皿です。
材料 (2人分)
帆立の貝柱 4個 / 青肉メロン 1/8個 / アスパラガス 2本 / 新玉葱 1/10個(20g)/ オリーブオイル 小さじ1
マスカルポーネチーズ 大さじ1/2 / マスタード 小さじ1/2 / レモン 1/8個 / Exv.オリーブオイル 10ml / ディル 2枝
塩 適量
作り方
1. メロンは種の部分の果汁を濾しておき、果肉は7~8mm角に切る。新玉葱はみじん切りにして、ざるに広げて辛みを飛ばす。
2. アスパラガスは少量の塩を全体に擦りつけて3分ほど置いてから洗い流し、ピーラーで根元の硬い部分と下1/3ほどの皮を剥いて(剥いた皮は取っておく)、長さを半分に切る。小さめの鍋に200mlほどの水と塩を2つまみ、剥いた皮と薄切りにした根元の硬い部分を一緒に入れて火にかける。沸騰したら食べる部分を入れ、串が通るくらいまで1分ほど茹でる。茹で汁ごと氷水を当てて冷まし、冷えたらすぐに水気をしっかりときって、食べる部分を1cmの輪切りに切る。
3. フライパンを温めてオリーブオイルを入れ、帆立の両面をサッと焼いて取り出し、冷蔵庫で冷ます。1cm角に切って塩少々を振る。
4. ボウルに粘度の高い順から、マスカルポーネチーズとマスタード、塩ひとつまみを入れて混ぜ合わせ、次に水分の多い(1)のメロン果汁、レモン果汁、最後にExv.オリーブオイルを加えながらよく混ぜて滑らかに乳化させ、ドレッシングを作る。
5. (4)のボウルに(1)のメロンと新玉葱、(2)のアスパラガス、(3)の帆立、刻んだディルも加えてさっくりと混ぜる。器に盛りつけレモンの皮を削ったものを散らす。
*時間を置くと水っぽくなるので食べる直前に和えるのがポイント。
帆立の貝柱 4個 / 青肉メロン 1/8個 / アスパラガス 2本 / 新玉葱 1/10個(20g)/ オリーブオイル 小さじ1
マスカルポーネチーズ 大さじ1/2 / マスタード 小さじ1/2 / レモン 1/8個 / Exv.オリーブオイル 10ml / ディル 2枝
塩 適量
作り方
1. メロンは種の部分の果汁を濾しておき、果肉は7~8mm角に切る。新玉葱はみじん切りにして、ざるに広げて辛みを飛ばす。
2. アスパラガスは少量の塩を全体に擦りつけて3分ほど置いてから洗い流し、ピーラーで根元の硬い部分と下1/3ほどの皮を剥いて(剥いた皮は取っておく)、長さを半分に切る。小さめの鍋に200mlほどの水と塩を2つまみ、剥いた皮と薄切りにした根元の硬い部分を一緒に入れて火にかける。沸騰したら食べる部分を入れ、串が通るくらいまで1分ほど茹でる。茹で汁ごと氷水を当てて冷まし、冷えたらすぐに水気をしっかりときって、食べる部分を1cmの輪切りに切る。
3. フライパンを温めてオリーブオイルを入れ、帆立の両面をサッと焼いて取り出し、冷蔵庫で冷ます。1cm角に切って塩少々を振る。
4. ボウルに粘度の高い順から、マスカルポーネチーズとマスタード、塩ひとつまみを入れて混ぜ合わせ、次に水分の多い(1)のメロン果汁、レモン果汁、最後にExv.オリーブオイルを加えながらよく混ぜて滑らかに乳化させ、ドレッシングを作る。
5. (4)のボウルに(1)のメロンと新玉葱、(2)のアスパラガス、(3)の帆立、刻んだディルも加えてさっくりと混ぜる。器に盛りつけレモンの皮を削ったものを散らす。
*時間を置くと水っぽくなるので食べる直前に和えるのがポイント。
[CHEF PROFILE]
大黒谷寿恵(料理人、寿家主宰)
石川県金沢市出身。大学卒業後、料理の世界へ。数店舗の料理長を経て、2006年 kurkku cafeのディレクター兼料理 長に就任。独立後は講師、ケータリング、出張シェフ、レシピ開発を精力的に行う。2009年より鎌倉で料理教室「寿家」を開業。野菜や日本の伝統食材を用いた料理を得意とする。2015年に「にほんのごはん」のサイトを立ち上げる。三菱地所が働く女性に向けた食のプロジェクト「Will Conscious Marunouchi」では、丸の内の飲食店舗と連携して、“腸内活性”をテーマにした料理のプロデュースも行う。共著に『和サラダ/和マリネ』(エイ出版)がある。
http://nihonnogohan.com/
写真:Mizuho Takamura