独自の視点でセレクトされた植物を取り扱う叢の代表であり、 植物ブランドMOLLISの監修を手掛けている小田康平さんを講師に迎えて、店舗スタッフ向けワークショップを開催。植物の生命力・個性をテーマに開催したMOLLIS Green Market(2021年6月末まで開催中)にちなみ、今回は「木化」と「綴化」についてお話しいただきました。
木化は植物の生きる証と語る小田さん、その背景にあるものとは?
「木化は、サボテンや多肉植物など砂漠で生きてきた植物に起こる経年変化で、枯れているわけではないんです。光が当たる上の部分だけ光合成させて下の方は倒れないように茶色く木化していく。不必要な光合成を行わないようにする植物の知恵なんです。」
一方で、突然変異として起こる綴化とはどんなものでしょうか?
「遺伝子の設計図がちょっと壊れた奇形の植物のこと。頭頂部に生長点があって通常は柱状に真っ直ぐ伸びたり、丸く球状に育ったりするのですが、綴化は生長点が生長線になることを言います。例えば、この植物は普通だと丸く放射線状になるけど、このように扇状に広がっていきます。」
「木化は、サボテンや多肉植物など砂漠で生きてきた植物に起こる経年変化で、枯れているわけではないんです。光が当たる上の部分だけ光合成させて下の方は倒れないように茶色く木化していく。不必要な光合成を行わないようにする植物の知恵なんです。」
一方で、突然変異として起こる綴化とはどんなものでしょうか?
「遺伝子の設計図がちょっと壊れた奇形の植物のこと。頭頂部に生長点があって通常は柱状に真っ直ぐ伸びたり、丸く球状に育ったりするのですが、綴化は生長点が生長線になることを言います。例えば、この植物は普通だと丸く放射線状になるけど、このように扇状に広がっていきます。」
小田さんならではの植物の見立てやそのストーリーを伺うことで、さらに植物への興味や愛着が湧く機会となりました。KINTO STORE Tokyoで扱っているMOLLISのアイテムでは、「木化」峨眉山鉄甲や宇宙の木、「綴化」レウコデンドロン綴化などをお愉しみいただけます。興味がございましたら、お気軽にスタッフまでお声がけください。
[PARTNER PROFILE]
植物屋「叢」小田康平
1976 年広島生まれ。2012 年、独自の美しさを提案する植物屋「叢 - Qusamura」をオープン。陶芸家、アーティスト、小説家など異分野のプロフェッショナルとのコラボレーションも多く、国内外でインスタレーション作品の発表や 展示会を行っている。代表作は、銀座メゾンエルメスウィンドーディスプレイ(2016)。
[外部リンク]
MOLLISブランドサイト 小田康平さんインタビュー
植物屋「叢」小田康平
1976 年広島生まれ。2012 年、独自の美しさを提案する植物屋「叢 - Qusamura」をオープン。陶芸家、アーティスト、小説家など異分野のプロフェッショナルとのコラボレーションも多く、国内外でインスタレーション作品の発表や 展示会を行っている。代表作は、銀座メゾンエルメスウィンドーディスプレイ(2016)。
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MOLLISブランドサイト 小田康平さんインタビュー