台湾や中国北部で親しまれる酸菜白肉鍋は、発酵白菜の漬物の旨味がやみつきになる鍋料理。発酵白菜の仕込みは、塩をふって、あとは時間が美味しくしてくれるのを待つだけなので、実は手間いらず。食べるうちに、発酵の力で体が内側からポカポカと温まります。
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発酵白菜鍋(4人分)
- 発酵白菜 [A]
- 500g~
- 豚バラ肉薄切り
- 200g
- 豚ロース肉薄切り
- 200g
- 干し椎茸
- 3~4枚
- 凍り豆腐 [B]
- 1丁
- 春雨
- お好みの量
- パクチー
- お好みの量
- 水
- 1L
- 発酵白菜の汁
- 300ml~
- 酒
- 50ml
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[A] 発酵白菜(作りやすい分量)
- 白菜
- 半玉
- 塩
- 切った白菜の重量に対して2%
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[B] 凍り豆腐
- 木綿豆腐
- 1丁
発酵白菜鍋
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鍋に水と干し椎茸をいれ、干し椎茸は戻ったら食べやすい大きさに切り、鍋に戻す。
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豚肉は半分の長さに切る。凍り豆腐は水気をしっかりと絞り、縦半分に切ってから横8等分に切る。春雨は表示通りに茹でて食べやすい大きさに切る。
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1 に発酵白菜の汁、酒を加えて強火にかけ、沸騰したら発酵白菜を加え中火にして5分ほど煮る。
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豚肉を適量ずつ入れ、全体に火が通ったら器に盛り、お好みでタレ(記事後半のレシピ参照)、パクチーを加える。
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足りなければ、発酵白菜や水を適宜追加し、最後に春雨を加える。
[A] 発酵白菜
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白菜は根元の芯を落とし、葉をはがす。
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繊維に沿って長さ5cm位の細切りにする。
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保存袋に2 と塩を入れてよく馴染ませ、空気を抜いて口を閉じる。
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できるだけ平らにならしてバッドなどにいれ、常温で4~5日発酵させる。
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途中、袋が膨らんできたらその都度口を開けて空気を抜いて閉じる。
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白菜の水分がしっかりと出て、古漬けのような香りがしてきたら完成。
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※鍋に使用しない分は冷蔵で保存する。
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[B] 凍り豆腐
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木綿豆腐のパックの蓋に切り込みを入れ、中の水分を出す。
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パックのまま冷凍庫で凍らせる。
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使用する前に自然解凍し、両手で押すようにして水分を切る。
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ゴマだれ(作りやすい分量)
- 麺つゆストレート
- 大さじ4
- 白練りゴマ
- 大さじ2
- 白すりゴマ
- 大さじ2
- ごま油
- 小さじ2
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ニラだれ(作りやすい分量)
- ニラ
- 1/2束
- ごま油
- 大さじ6
- 醤油
- 大さじ4
- 酢
- 大さじ2
- みりん
- 大さじ1
- 砂糖
- 小さじ2
- ニンニク(すりおろし)
- 小さじ1/2
ゴマだれ
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全てをよく混ぜ合わせる。
ニラだれ
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ニラは5mm幅に切る。
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全てをよく混ぜ合わせる。
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※冷蔵で3週間保存可能。豆腐や水餃子にかけたり、蒸し物のつけだれとしてもお使いいただけます。
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遠藤千恵 料理家 / ties代表
Photo: Kengo Kawatsura